できる仕事人は一人でブレスト!アイディアキーパーソンになる発想術

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UPSPICE 編集部
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「アイディアを出せないまま会議が終わってしまった…」という苦い経験をしたことはないだろうか?この場ではそんな悩みを解消する、一人でできる短時間の発想法を紹介しようと思う。私もこの方法で、逆にアイディアを求められるようになるなど、成果を出すことができた。この発想法を実践できればアイディアキーパーソンになれる力が自然とついてくるはずだ。

「大きな」アイディアへと変わる 毎日の「小さな」行動習慣

会社や会議の為の「アイディア発想」と考えると、文献書やコンピューターと睨めっこをし、何日もかけて大量の情報収集をしないと、立派なアイディアが思いつかないと思ってしまう。

しかし、この先入観とは逆に、「革新的」と評価を得て、大きな成功を納めた企業やサービスの多くは「日常の小さな考え」から始まっているのだ。

世界月間アクティブユーザー数 2.19兆人を誇るSNS世界代表のFacebook社。共同創業者兼CEOのマーク・ザッカーバーグはFacebook発案のきっかけとして、「当時、僕は大学に在籍する学生達を繋げることをヘルプしようと試みていて、それは大学生の僕らの生活に必要なことだった。インターネットを見ると、色々なサービスが提供されていて、音楽や情報は見つかるのに、繋がりたいと思う人達を見つけて繋がる事は出来なかった。」と話した。

マーク・ザッカーバーグは、文献書を読み、情報集めをして、発想を生み出したのではない。大学生活で感じた「日常の必要性」を元にアイディアが生まれた。

日常で感じる「不便だな」、「使いにくい」、「こうなったら、もっと好きだな」という思いは、私たちの希望を満たす為の次の大きなアイディアとなる。大掛かりなリサーチをしなくていい。日々の生活から浮かぶ考えや疑問をメモに取り、アイディア発想の行動習慣を身につけて行こう。

一人でできる!シンプルなマス埋め発想法「マンダラート」

「そもそもアイディアを生み出すセンスがないのに、真っ白なキャンバスから、どう発想をスタートさせ、展開・整理していけばいいかわからない!」と思う人もいるかもしれない。そんな悩みには、発想フレームワーク「マンダラート」が強い味方になる。

一見は、シンプルな9個のマス目だが、「アイディアを整理・外化し、思考を深めていく」という考案者の今泉浩晃による方法論が組み込まれている。

作業ルールは、3×3の9マスを書き、その中心マスに考えるべきメインテーマを設定し、それに関連する事柄を周辺のマスに埋めて行く。

一つのアイディアを中心に、様々な視点から別の考えを導き出すことで、今までに浮かぶことのなかった新たな発想や観点を得ることができる。また、メインテーマをより具体化させることが可能となる。

今年、メジャーデビューを果たしたエンゼルス大谷翔平選手もこの「マンダラート」を活用した一人だ。大谷選手は、花巻東高校一年生の時に、「ドラフト1位で8球団から指名される」を中心マスに「マンダラート」を完成させた。

最終的にメジャーデビューまで登りつめたただならぬ努力は、想像するまでもないが、「マンダラート」が当時高校生だった大谷選手のアイディア発想、また整理や外化をサポートしたことにより、目標達成への一歩となった。

「マンダラート」を進める上で重要なことの一つは、考えすぎない、そして直感的に浮かんだアイディアを埋めていくことが大事。そんな思考法が、後の面白いアイディアとなることも多い。

柔軟な気持ちで、一つのマスを埋める。この一歩が大きなアイディア発想へ繋がっていく。

一人でできる!超短時間で浮かぶ発想術「SCAMPER法」

多忙な現代人は、アイディアを生み出しやすい環境や時間を作ることがなかなかできずに、妥協案を許してしまっているという現実がある。もちろん妥協案ばかりでは、仕事の成果ヘは繋がらない。

そんな過酷なビジネスシーンで、多忙を理由にさせない効率的な発想法が、「SCAMPER法」だ。

時間に有効な理由は、メインテーマに対して答えるべき7つの項目の合計48の質問がすでにリストされており、それらの質問へ「スピード重視の短時間でアイディアを出すこと」が大切なルールの一つにあげられているからだ。この超短時間の発想法が、強制的にアイディアを生みだす原動力となる。また、米国の創造性開発の研究家ボブ・エマールによって考え抜かれ、オズボーン考案のチェックリストを改良したこの7つの問いかけに答えるだけで、メインテーマに対する新たな発想や観点へ自然と導き出してくれる。

SCAMPER法(7つの問いかけ)は、下記の通り。

1. Substitute (代える・代用する)
製品やサービスをよりよくするため、何かを代えることできないか?

2. Combine (組み合わせる)
異なる製品やサービスと組み合わせることができないか?

3. Adapt (応用させる)
すでにあるものを、何か他のものへ応用できないか?

4. Modify (修正する)
増やしたり、減らしたり、小さくしたり、大きくしたり等、何か修正できるポイントはないか?

5. Put To Others Uses (他の使い道へ変える)
他に使い道がないか?

6. Eliminate (省略する・除去する)
何かを取り除くことはできないか?

7. Rearrange (再調整する)
再編成したり、逆にするとどうなるか?

上記のボブ・エマール版の7つの問いかけに限らず、SCAMPERを発展させた複数のアレンジ版が存在する。また、「一つの質問に30秒間だけ費やす」などルールを設定したり、自分の仕事環境やTPO(時間・場所・場面)に合わせ、よりアイディアを生み出しやすい効果的な方法を見つけていくことをお勧めする。

まとめ

日々の生活から、一人でアイディア発想法に取り組むことにより、アイディア出しへの柔軟な思考や発想力が養われる。また大切なミーティング前に、効率よくアイディア出しを行っておくことで、より有益な発想の提案と共有が可能になる。これらの発想法を利用し、ぜひその効果を確認してみて欲しい。

<文/スクール卒業生 武田 麻衣子>

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