サイテーションとは?概要やSEO効果、獲得方法まで解説!

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サイテーションとは?
UPSPICE 編集部
UPSPICE 編集部

今日のSEO対策において、被リンクの獲得は非常に重要です。しかし、リンクがないのにもかかわらず、SNSや他のサイトで言及されただけでSEO効果があるとされている指標があります。それがサイテーションです。

今回は、サイテーションとはどのようなものか概要を解説し、そのSEO効果や獲得方法まで詳しくお伝えします。サイテーションを自社サイトへ反映させたい方はぜひ参考にしてください。

この記事の目次

サイテーションとは?

サイテーションとは、直訳すると「言及・引用」といい、SEOにおいては他のサイトやSNS上で、自社ブランドや企業名、WEBサイト名をテキストで言及している状態を指します。

サイテーションは、リンクを張られなくても企業名やWEBサイト名、電話番号などが言及されるだけで検索順位に影響があるといわれています。

被リンクとサイテーションの違い

Googleがサイテーションとして認識するのはテキストの状態であることが必須です。

WEBサイト名、サービス名、店舗名、企業名などのブランド名
住所・電話番号・URL
これらがテキストで言及・引用されたときにサイテーションとしてGoogleが認識します。一方の被リンクは、テキストにリンクが張られている状態を被リンクといいます。
たとえば、以下の2つの例がサイテーションと被リンクの違いです。

  • サイテーション:コンテンツマーケティングを学ぶならUP SPICEブログが役に立つ
  • 被リンク:コンテンツマーケティングを学ぶならUP SPICEブログが役に立つ

被リンクはSEO効果があるとGoogleが公式に言及していますので、サイテーションよりは高く評価されると考えられています。

サイテーションのSEO効果

サイテーションのSEO効果がGoogleから公式に発表があったわけでありません。しかしSNSなどで言及される回数が増えると、リンクと同様もしくは間接的に評価があると考えられています。

現に世界でのシェアNo.2の検索エンジンBingは「SNSのシグナルがランキングに影響する」と言及しています。

SNSのシグナルがランキングに影響する

引用:https://ictr.co.jp/report/20200729.html/

SNSがSEOに効果的であるといわれる背景には、SNSの普及が大きく影響しています。株式会社ICT総研の調べによると、日本のSNS利用者は2020年末には7,975万人、80.3%の人が何らかのSNSを利用していると示されています。

5年前の2015年末のSNS利用者は6,488万人、普及率は65.3%でしたので、たった5年の間に15%も普及率が上昇したことになります。2022年末には83.3%を超えると予想されていますので、今後ますますSNSの利用者は増えていくでしょう。

これだけSNSが普及すると、GoogleはSNS上での言及にリンクがないからといって評価しないわけにはいかなくなったと推測されます。SNS上でサービスや商品名、WEBサイト名の言及が増えると、認知度の高さや信頼性を証明する手立てになるといえるでしょう。

また、サイテーションのSEO効果は、ローカルSEOといわれるMEOの影響も大きいと考えられます。MEOとは「Map Engine Optimization」の略で、Googleマップにおける検索エンジン最適化のことを指し、Googleマップ上の順位決定では、知名度が重要であるとGoogleが公式に言及しています。

実際の検索では、実在の店舗名や場所にリンクを張って言及するとは限りません。リンクを張らずに店舗を紹介したり、高く評価したりすることがあります。サイテーションの獲得は、知名度を上げるうえでも有効に働くため、SEOに有利だと考えられるのです。

また、サイテーションに直接的なSEO効果がなかったとしても、間接的にはSEO効果があると期待されます。

たとえば、企業名やWEBサイト、商品名などがSNSやWEB上で紹介され、指名検索によって自社サイトに訪問されれば、滞在率の上昇などがSEO効果につながります。SEO対策においては、サイテーションを獲得する意味はおおいにあると言えます。

サイテーションを獲得する方法

では、サイテーションを獲得するにはどうすればいいのかを見てみましょう。

サイト名をわかりやすくする

SNS上でサイテーションを獲得するために、WEBサイト名は短くわかりやすい名称にしましょう。

サイテーションにおける重要なポイントは、正式名称でSNSなどに言及されることです。

WEBサイト名が長いと、短縮されたり間違った名称で言及されたりして、正しい名称で言及されることが少なくなります。WEBサイト名はだれもがすぐに認識できるわかりやすい名称にしておきましょう。

SNSによる認知度を高める

SNSで認知度を高めるに、自社のSNSアカウントを作成して運用することをおすすめします。TwitterやInstagramなどに自社サイト名や商品名を交えて発信を続ければ、ユーザーの認知度が高まるでしょう。特におすすめなのがTwitterです。Twitterはテキストによる交流が盛んなため、サイテーションを獲得しやすい傾向にあります。

アカウント名やプロフィールには必ずWEBサイト名を入れ、WEBサイトのURLを記載します。さらに、運営している自社サイトやブログの各ページにSNSボタンを必ず設置しておきましょう。コンテンツが役立つ内容であればTwitterやはてなブログでシェアされて、被リンクやサイテーションの獲得に役立ちます。

また、SNSを運用するときは単なる商品やサービスの紹介にとどまらず、ユーモアのある発信を心がけると、ユーザーの記憶に残りやすく「リツイート」や「いいね」を獲得しやすくなり、より一層認知されやすくなります。

SNSの運用は、難易度が高く片手間にできるものではありません。しかし、ライバル企業や大手企業の投稿を参考にSNS運営でトライアンドエラーを繰り返していくことが成功への近道です。

現在成功している企業や個人アカウントの投稿を研究しておくことをおすすめします。多くの「いいね」や「リツイート」を獲得した投稿はどのような内容か、どれくらいのペースで投稿しているのかなどをチェックしてみましょう。

Googleマイビジネスに登録する

Googleマイビジネス

Googleマイビジネスは、Google検索やGoogleマップに企業や店舗の情報を表示できるサービスです。実店舗がなくても登録が可能で、登録するとローカル検索からの流入が増えたり、口コミを投稿してもらえたり、Googleマップからの集客が見込めたりといったメリットがあります。

認知度が高まれば、サイテーションの獲得にもつながりやすくなります。登録は無料で行えますのでGoogleマイビジネスをぜひ活用しましょう。

Googleマイビジネス

NAP情報を記載する

自社サイトやブログにNAP情報を正しく記載しましょう。

NAP情報とは「Name(企業名)・Address(所在地)・Phone(電話番号)」のことです。ユーザーに正しく認知してもらうために、正しいNAP情報を自社サイトやブログに記載しておくことをおすすめします。

サイテーションの調べ方

自社サイトがどれくらいサイテーションされているかを確認するには、以下の方法があります。

  • Yahoo!リアルタイムで確認する
  • “店舗名” -site:サイトURLで検索する
  • Googleサーチコンソールで検索する

1つずつ見ていきましょう。

Yahoo!リアルタイム検索で確認する

Yahoo!リアルタイム検索

SNSで自社サイトがどれくらい検索されているかを確認するにはYahoo!リアルタイムを活用しましょう。

Yahoo!のトップページにある「リアルタイム」を選択し、自社サイト名で検索してみます。

すると、TwitterやFacebook(公開設定された投稿のみ)で言及されたリアルタイムな投稿や、過去の投稿内容が表示されます。

Yahoo!リアルタイム検索は、サイテーションの獲得に重要なSNSの投稿を効率よく検索できます。アプリもありますので、PC環境にない場合でも利用可能です。

「”店舗名” -site:サイトURL」で検索する

Googleの実際の検索で、「“店舗名”-site:URL」と入力して検索すると、他のサイトにおけるサイテーションを確認できます。

弊社UP SPICEの場合は「“UP SPICE”-site: https://www.grooo.co.jp/」と入力すると、自社がどのように評価、言及されているかが表示されます。

Googleサーチコンソールで検索する

Googleサーチコンソールでは、実際のGoogle検索でどれだけ指名検索されているのかが確認できます。

Googleサーチコンソールの中の「検索パフォーマンス」をクリックすると右側にこれまで検索されたキーワードが表示されています。そこでは自社サイトの名前と表示回数が確認できます。それと同時に、どれだけの訪問があったのか(クリック数)も確認することができます。

また、Googleサーチコンソールは期間を区切って検索できますので、任意の期間と比べてどれくらいサイテーションが獲得できたのか、以前との差はどれくらいあるのかが把握できます。

ネガティブなサイテーションへの対処法

ネガティブなサイテーションへの対処法

サイテーションがすべてポジティブなものならSEOに良い影響を与えるでしょう。しかし仮にネガティブな投稿だった場合、自社サイトへの悪影響は大きいです。

サイテーションに直接的なSEOへの悪影響はないとは考えられますが、否定的な投稿やネガティブな投稿だった場合には、ユーザーの信頼を著しく下げてしまいます。ネガティブな投稿は、1度投稿されてしまうとほとんどの場合消すことはできません。投稿者に削除を求めても応じてくれる保証もなく、かえって炎上してしまう可能性もあります。

どんなに優れた商品やサービスも、100%全員に受け入れらえるのはまれです。必ず1つや2つのネガティブな意見があるものです。

躍起になってネガティブな投稿を消すことを考えるより、ポジティブな投稿をより多く獲得していくことへ尽力するのをおすすめします。万一、ネガティブなイメージが増えてしまったら、自社サービスに問題はないか、ユーザーに正しく理解してもらっているかを今一度確認し、時間をかけて再起していくしかありません。

WEBサイトにおいては、正しい方法でユーザーの役に立つ良質なコンテンツを作り続けることがポジティブなサイテーションの獲得につながります。ネガティブな投稿は真摯に受け止めながら、高く評価されるコンテンツを作っていきましょう。

サイテーションのまとめ

ここまでサイテーションの概要やSEO効果、その獲得方法について解説してきました。良いサイテーションの効果はSEO以外の効果も見込める可能性があります。

しかし、ここまでSNSが普及した背景を考えると、多くのユーザーがネット上で言及していることをGoogleは無視できないと思われます。

サイテーションの獲得につながるのは、なによりユーザーの役に立つ良質なコンテンツです。思わず拡散したくなるような良いコンテンツを作り続けましょう。

弊社、株式会社UP SPICEでは、サイテーションが獲得できるような質の高い記事制作や、オウンドメディアの構築から運用までの支援も可能です。 ご質問は随時承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

UPSPICE 編集部

UPSPICE 編集部

多様な記事制作の実績をもつUP SPICEP(アップスパイス)のノウハウを生かし、WEBマーケティング、主にコンテンツマーケティングにおけるあらゆる課題や悩みを解決するコンテンツを提供しています。

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