メディアで収益をあげたい方へ、Webメディアのビジネスモデル大解剖特集!

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UPSPICE 編集部
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メディア運営もビジネスだ

事業がいかにして収益を得るかを表す「ビジネスモデル」という用語は今や企業の経営者や経営コンサルタントのみならず、事業に携わるあらゆる人が口にする言葉となりました。

ですが、ビジネスモデルを深く理解し日々の業務においてそれを意識した取り組みが出来ているビジネスマンは少ないのではないでしょうか?

需要に対して供給が不足し、技術力こそが競争優位の源泉であった時代はとうに過ぎ、グローバル化が進み、ありとあらゆる製品やサービスが提供されコモディティ化していく現代では、もはやプロダクトの独自性によってのみ事業をスケールさせるのは困難です。

とりわけ、生産にかかるコストが低く参入障壁の低いメディア事業は、競合が多くコンテンツによる差別化が難しいため、ビジネスモデルの重要性は高いと言えます。経営者や広告営業のみならずライター・編集者もマネタイズについて考えることで真に競争力のあるメディアが作られていきます。

以下に、メディア事業の主な収益モデルを解説していきます。

最も大事な広告モデル

世の中には無償で提供されている製品・サービスが多くありますが、Webメディアもその一つでユーザーは基本的に無料で閲覧することができます。

こういったサービスを提供する企業が主な収益源としているのが広告です。

良いコンテンツを制作し、消費者の注目を集め、ユーザーへのアクセス権を広告枠という形でクライアント企業に提供します。理論上、PVの増加に伴って広告枠という製品の生産量は無限に増えるため、極めてレバレッジの効いたビジネスと言えるでしょう。

広告枠の販売方法は様々なものがありますが、代表的なものは以下の三つです。

アドネットワーク

グーグルアドセンスのように複数の広告媒体を束ねて広告主に提供するもので、メディア側はアドネットワークサービスに登録するだけで広告枠を販売することができます。広告枠を売るために営業をする必要がなく、PVが少なくても収益を得ることができますが、メディア側は広告単価のコントロール権を持たないため収益性は高くありません。また、どのような広告が表示されるか分からないためメディアのブランドに悪影響を及ぼす可能性があります。

アフィリエイト

メディアの運営者が他社商品を紹介し、案件紹介等に応じてコミッションを受け取るという仕組みです。販売元にとっては自社事業への潜在顧客の獲得手段になり、その上集客が実際の売り上げに結びついて初めてコストが発生するのでリスクが少ないです。一方で実際に集客を行うメディア側にとっては、商品を自ら作らなくて良いというメリットがあります。

純広告

メディアがある程度のPVを集められる場合、広告枠を広告主に直接売り込む純広告を考えていくべきです。純広告は媒体側に広告単価の決定権があるため利幅が大きくなりますが、自社のメディアがどんなユーザーを抱えてて、広告主がどんなユーザーを必要としているのかを理解して広告商品を提示する営業努力が必要になります。

クリエイターの十八番、コンテンツ課金モデル

本や雑誌など従来の紙媒体でよく取られてきたマネタイズ手法で、コンテンツを閲覧するユーザーから直接的に支払いを受けます。コンテンツに課金することができれば、メディアのコンセプトに沿わない広告やユーザー体験を害する広告を表示する必要がなくなるため、メディアの質を向上させることができます。ですが一方で、Web上のコンテンツは物理的に存在するわけではなく、複製が容易という性質から「所有」の感覚をもたらさないため課金が難しいです。また、(課金ユーザー数)×(平均単価)で売り上げが決まるため収益性は高くありません。noteや有料メルマガ等個人でコンテンツを売り出すものでは成功しているケースも多いですが、事業として成長させていくのは難しいモデルと言えます。

利益率なら手数料モデル

製品の価格比較サイトや飲食店などの一覧サイトでユーザーを集め、消費者が実際に行動を起こした場合に企業側から手数料を得ます。一件成約につきいくらという契約形態が多い人材紹介などがこのモデルに近いと言えるでしょう。消費者と企業をマッチングさせるプラットフォームとしてメディアが機能すれば、サービスも拡大しやすく利益率も高いです。

未来があるのはどのモデル?

ここまでメディアのビジネスモデルを概観してきましたが、「誰からお金を得るか」という視点で整理するとユーザーから、広告主となる企業から、その他の第三者からの3つになります。このうち、ユーザーからの収益というのは利益率が悪く事業体としてはあまり期待できないことがお分かりいただけたと思います。企業からの収益が基本になる広告モデルは収益性が高く、手法も日々多様化しているためどのメディアも今後最優先で考えていくべきマネタイズと言えます。最後の手数料モデルは、ユーザー・クライアント数が急速に伸びていくプラットフォーム型サービスのマネタイズ手法であり、一定数のユーザーを集めるまでは収益が上がりませんが、スケールした時の期待値が最も高いモデルです。

マネタイズ手法について考えることはメディアのターゲットについて考えることと不可分であり、より良いメディアにしていくためには不可欠の作業です。

メディアには様々なビジネスモデルがありますが、すべてに共通しているのがPVとUUがないとビジネスとして成り立たないということです。多くのユーザーへ興味を持たせ、さらに読み終えて120%満足する質の良い記事を作成するには、ライティング能力だけでなく、ディレクターとライターの綿密な意思疎通が不可欠です。ライターへの指示の出し方に関しては以下の記事を御覧ください。

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