ウェブマーケティングにおける文章の重要性は「桃太郎」から学ぼう!

コンテンツマーケティング

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UPSPICE 編集部
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最新のウェブの世界でも勝ち抜ける力を、元祖ヒーローはすでに持っていた?!その強さのヒミツとは?

ウェブマーケティングやコンテンツマーケティングに必要な要素を、桃太郎のお話を例にとり分かりやすく解説します。さっそく明日から活用しましょう。

 

なぜ、桃太郎から必要な要素を学ぶのか?

ウェブマーケティングやコンテンツマーケティングについて知りたい皆さんにとって、なぜ「桃太郎」が出てくるのか疑問が出て当然です。ウェブどころか、電気さえ発明されていなかった頃から語り継がれてきたおとぎ話です。

ですが、ここでは登場人物に着目するわけではありません。桃太郎の話=文章が支持されてきた理由、ここまで高い知名度を得た理由から、ウェブの世界でも通用する要素を紐解いていこうと思うのです。

書店の昔話コーナーに行けば、必ず数種類の桃太郎の絵本が売られています。タイトルは「ももたろう」とひらがな表記が多く、本文もひらがなオンリーか、漢字があっても全てにルビ(ふりがな)がふってあります。冒頭はこうです。

むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがすんでいました。

そして、分かりやすいおじいさんとおばあさんの絵が描かれています。どうしてなのか、お分かりですね。この本のターゲットは乳幼児です。大人に読み聞かせしてもらう子も一目で状況が分かり、ひらがなが読めるようになってきたら一人でも読破できるよう、配慮されているのです。手持ちの絵本はイヌの鳴き声の「ワン、ワン」にまで、「わん、わん」とルビがふってあります。

大人が読むとひらがなばかりで読みにくいと感じますがメインの読者層である子供のためを思い、この文章を支持しているのです。そういう人が多いからこそ、桃太郎は絵本という形態のままなのでしょう。つまりターゲットが支持する(読める、理解できる)表現方法をとっているとき、その文章は繰り返し読まれ支持されるのです。

ウェブ上で考えると文章が繰り返し読まれるということは、アクセス数が増加しているということ、多くの人の目に触れるということです。購買支援を行うことで関係性を深め、最終的に購入にいたることを目的とするコンテンツマーケティングにとって、ぜひあってほしい要素です。文章を書くためにはターゲットの属性(年齢、性別、職業、肩書など)や嗜好(趣味、好みの傾向など)を調べ、それに合わせた表現をしていくことが大切ということが良く分かると思います。

しかしそれだけではありません。ターゲットがどんな情報を知りたいか、何を求めているかを知り、それに合わせた情報量で書かれていなければ「読まれる文章」になるのは難しいでしょう。

桃太郎がターゲットに合わせた表現方法で、どんなに面白い内容にしたとしても何百ページにもわたる超大作だったら、幼児は最後まで聞いていられるでしょうか。大人も読む気力があるでしょうか。

逆に数行で終わってしまうような文章だったら幼児は満足するでしょうか。せっかく時間をとって読み聞かせしようと思っている大人は納得するでしょうか。

つまり、情報量の多すぎる文章はターゲットの興味・関心を失うし、少ない文章は満足を得られません。桃太郎はそのあたりの文章量も絶妙だったと言えるでしょう。

 

読み手を魅了する工夫とは

「桃太郎」の内容はどうでしょう。人気の理由は何でしょうか。ターゲットに読まれている、興味を持ってもらえているということはターゲットのニーズを満たしていることになります。

「桃太郎」のニーズとは何でしょう。メインのターゲットである子供にとって、桃が川から流れてくる描写、「どんぶらこ、どんぶらこ」という擬態語や桃から男の子が出てくるという発想、鬼退治をするというカッコよさが際立っているようです。

読んでいる大人(親や先生)としても、読み聞かせは子供の育成や教育のために良いという情報もあるので、効果を期待するニーズもあるでしょう。このようにターゲットが欲しいと自覚して求めているニーズを【顕在ニーズ】といいます。

一方、意識はしていなくとも顕在ニーズを求める別の理由もあります。これを【潜在ニーズ】といいます。桃太郎は物語の展開が単純で、登場人物も多くありません。桃から生まれて、きびだんごを与えてイヌやサルをお供に連れ、鬼退治をして宝物を持ち帰る。どんでん返しもなく聞いている子どもが話を理解しやすいため、支持されやすいのです。

大人の視点から見ると、「桃太郎」の物語は、親孝行、立身出世の一例を挙げています。鬼退治という大義名分で、悪を倒す勧善懲悪の側面もあります。桃太郎は家庭でも、教育の場でも、どこで読んでも問題がない立派な成長のモデルケースです。
こんな風に立派な人になってほしいなぁという、絵本を与える側の潜在ニーズをうまく満たしてくれているのです。
このように、顕在ニーズだけでなく、ターゲット自身が気づいていない潜在ニーズを満たすような記事は、読んだ人の満足を引き上げたくさんの人から支持されるのです。

 

ウェブならではの注意点、押さえておきたいポイント

「桃太郎」も、初めから万人に支持されたわけではないはずです。しかし、時代が変わっても知られているのは、ターゲットが理解できる表現でニーズを満たし続けたからこそどこの書店でも見かけるような超超ロングセラーになっているのです。

どこの書店でも見かけるということはそれだけ多くの人の目に触れる機会が増えることになります。その結果、ますます売れる可能性が増えていくのです。

これをウェブマーケティングやコンテンツマーケティングの世界で例えると、Googleなどの検索エンジンで、常に上位に表示されることでしょう。何かの情報が知りたくて検索をかけた時、皆さんは出てきた項目をどう読んでいきますか?だいたいは、上位のものから順に見ていくことが多いでしょう。上位に表示されるのは、かなり有利なのです。

ではGoogleで上位表示されるためには、どうすればいいでしょうか。Googleは純粋にユーザーにとって有益な記事が上位表示されるよう、策略によって上位表示を狙えないよう、詳しいジャッジのしくみを公表していません。

ただ、検索順位を決定する3つのプロセスがあります。
まずクローラー(検索エンジンロボット)にサイトを発見してもらい、サイトをデーターベースにインデックス(登録)されるようにし、さらにインデックスされた記事の中から有用と判断される要素(200項目以上あるといわれている)を満たすようにしていくのです。

具体例として、正しい日本語を使う、品詞や語法を正しく使って、読みやすい文章を作るということは大切です。
Googleのジャッジは、ユーザーにとって有用な情報をすばやく提供し、「Googleの検索エンジンは使える」と思ってもらえることを目指しています。
そのため、語法に誤りがあったり、ユーザーに不利益がありそうな情報を排除すべく、努力しているのです。

私たちはターゲットに有益な、信頼性の高い情報を、正しい日本語で表記することが必要です。まずは、きちんとした文章、紙媒体としても有用なクオリティで臨むことが、必要なのです。

 

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