【永久保存版】オウンドメディア担当者必見!今日から役立つ校正記号集

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UPSPICE 編集部
UPSPICE 編集部

オウンドメディアを担当するマーケッター初心者の方で、外部のライターとのやりとりをする方も少なくないと思います。「納品された原稿に修正をお願いしたのに指示通り修正してくれない」なんてお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ひょっとしてその修正、ライターの方から「修正内容がわからない」を思われているかもしれません。そこで今回は、数ある校正記号の中から本当に役立つ校正記号だけを厳選してご紹介します。

この記事の目次

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校正は必要不可欠!クリエイターとオウンドメディアを制作するなら

現在インターネットが普及し、ウェブ上ではFacebookやInstagramなどを使い誰でも簡単に情報を発信できるようになりました。

気軽に記事をアップできる反面、勢いだけで書いたと思われる記事もみられます。例えば、誤字脱字が多い整っていない文章の記事は読んで気になるだけではありません。
見直しもせずただ思い付きで書き散らすようなライターのウェブサイトだと思われてしまうと、記事の内容についてもきちんと吟味や精査をせず、いいかげんに書かれているのではないかと疑われかねません。せっかく良い内容であっても文章のせいでそんな風に思われてしまっては残念です。

ウェブマーケティングは、メディアの記事が面白く信用してもらえてこそ効果が発揮されます。そのため、記事の内容の質や正確さを高めることはもちろん大切ですが、文章自体にも誤りがないように気を付けて書くことがとても重要になってきます。

それでは、より良い記事にするためには何が必要でしょうか。校正ソフトの活用やパソコンの画面上での見直しも一応効果はあります。しかし、それ以上にプリントアウトした紙での校正作業によるチェックはじっくりと取り組んでブラッシュアップしやすいため、記事の精度が上がるおすすめの方法です。

 

記事校正するにはまず校正のルールを知るところから

デジタル大辞泉の解説によれば、“校正”とは「校正刷りと原稿とを照合するなどして文字や内容の誤りを正し体裁を整えること。版下や原画との照合についてもいう」とあります。

また、日本で校正の際に使う校正記号については、日本工業標準調査会(JISC、英文名称Japanese Industrial Standards Committee)の規格番号JISZ8208で「印刷校正記号」について21ページにわたり詳しく書かれています。

印刷所とのやり取りの際だけでなく、パソコンで作った文章をプリントアウトして校正する際にも校正記号は使われます。校正にかかわる人が校正記号の意味を理解し、相手の意思をくみ取って修正できるようになっているので、複数の人が関わっても正確に校正作業がすすめられます。使いこなせたら便利なのが分かっていただけたでしょうか。

それでは、日本工業標準調査会の規格番号JISZ8208「印刷校正記号」から、校正記号を使いこなすためのルールである、修正の指示などについて、早速みていきましょう。

修正の指示は赤色を使う。
しかし、補助の指示をする際に、修正が紛らわしくなる場合は赤色以外を使う。
修正内容を書く際、修正部分から引き出し線を引く。引き出し線を引く際の決めごとは下記の通り。

※修正部分の近くの余白になるべく短く引き出す。横書き文の句読点は修正部分の下側に書いてもよい。

a) 校正が終わった方向に引き出す。
b) 同一行の修正部分の前後に来る対象の文字や記号になるべくかけない。
c) 引き出し線同士を交差させない。
d) 指示の文字や記号などは対象の文字や記号の上に書かない。

赤ペンなどを使ってわかりやすく書く。修正は文字の上に書かず引き出し線は短く交差させないなどとてもシンプルです。

 

オウンドメディア担当者向け!これだけは覚えておきたい校正記号

それでは校正の際によく使われる記号と使い方についてみていきましょう。ここではウェブ上の記事に多い横書き文用の構成記号についてみていきます。

【文字や記号の修正1】文字や記号の取り換え
図 校正記号の「文字や記号の取り替え」の方法を解説する図。「猫の小判」という文章を「猫に小判」に修正する1文字の例と、「猫だけど小判」という文章を「猫に小判」という文章に修正する複数文字の場合の例を紹介している。
修正する文字や記号に「\」(斜線)を引き、そこから引き出し線を 余白に伸ばし、引き出し線の先に指示する文字や記号を書く。複数の文字や記号を修正したい場合は先頭と最後の文字に「\」を書き、斜線と斜線の間を「―」(横線)でつなぐ。

【文字や記号の修正2】小書きの仮名と直音を示す仮名の変更

図 小書きの仮名や直音を示すかなを直す例
小書きの仮名(例「っ」)から直音(例「つ」)に変更する際には、文字を「V」で挟む。直音から小書きの仮名に変更する際には、逆さVの字で挟む。

【文字や記号の修正3】文字や記号を削除しその部分を詰める

図 文字や記号を削除しその部分を詰める校正記号の紹介。例文では、「猫には小判」と「猫なのに小判」を「猫に小判」に変更するための指示の仕方を紹介しています。

削除する文字や記号に「\」を引き、そこから引き出し線を余白に伸ばし、引き出し線の先に「トル」と書く。

【文字や記号の修正4】文字や記号を入れる

図 文章の間に新たに文字や文章を追加したい場合の校正記号の紹介。入れたい部分の下部に逆V字のような記号を書き、そこから引き出し線を引き、引き出し線の末端をY字の用に枝分かれさせて、その間に追加したい文字や文章を書く
文字や記号を入れたい場所から引き出し線を引き、「y」の字のように二股にのばし、入れたい文字や記号を両方の線の間に挟むようにして書く。

【文字や記号の修正6】文字を入れ替える

図 文章の一部を入れ替える場合の校正記号の紹介・S時を逆(写し鏡のように)にした記号を90度傾けて横にして利用する。Sの丸の中に、入れ替える文章や単語を含めるようにする。離れている文字を入れ替える場合は、入れ替える文字それぞれに◯をつけて、矢印でつなげる。
繋がった文字や記号を入れ替える場合には逆S字を書いて、入れ替える文字や記号が分かるようにする。離れた一文字を入れ替えたい場合は、入れ替えたいそれぞれの文字を「〇」で囲み、お互いを矢印でつなぐ。

【文字や記号の修正7】修正をとりやめる

図 修正を取りやめる場合の校正記号の紹介。校正を取りやめる場合は校正記号に二重線を引き、「イキ」と書く。
校正をやめて、元のままにするときは「イキ」と書く。その際、やめた指示は塗りつぶしたりせず、二重線で消す。

【文字書式の変更1】大文字に直す

図 小文字を大文字にする場合の校正記号の紹介。大文字に直す場合は、大文字にしたい文字の下に実線を3本引く
大文字にしたい文字の下に実線を三本引く。

【文字書式の変更2】小文字に直す

図 大文字を小文字にする場合の校正記号の紹介。小文字に直す場合は、小文字に直したい文字を円で囲み、円から引き出し線を余白に伸ばし、引出線の先に円を描き、そのなかに「小」という字を書く
修正したい文字が一文字なら「〇」で囲み、「〇」で囲んだ「小」の字を上の余白に書く。複数の文字の場合は、先頭の文字の左端の上から最後の文字の右端の上まで上側に弧を描き、上の余白に「〇」で囲んだ「小」の字を書く。

【改行と移動1】改行する

図 改行をする場合の校正記号の紹介。改行をする場合は、改行位置で一度縦線を引き、下側の先の端から左側に線を引き、上側の先の端から右側に線を引き、階段のように書く。
改行したい場所に「│」(縦線)をまず書く。「│」の下の端から、左の文字の下に線を引き、「│」の上の端から、右の文字の上に線を引き、階段のように書き入れる。

【改行と移動2】改行を取り消す

図 改行を取り消す場合の校正記号の紹介。前の段落の行末と段落を取り消す行の先頭を、丸みを帯びた線でつなぐ。
前の段落の行末と段落を取り消す行の先頭を、余白を通した丸みを帯びた線でつなぐ。

【改行と移動3】文字や行などの移動

図 移動したい文字の頭に「コ」を逆にした線を引き、終端から上下に縦の線を伸ばす。文末には「T」字を90ど傾けた記号を下げたい場所に書く。
文字を上げたい場所に「│」を書き、そこから上げたい文字の場所まで「―」でつないで横に倒したTの字のように書き入れる。文字を下げたい場合には下げたい文字の前に「│」を書き、その上下に実線を書き、下げたい位置の上下に目印になるよう縦に短く実線を書き入れる。

【改行と移動4】文字の送り指示

図 文字の送り指示を表す校正記号の紹介。行末の指示は左上に広がる「L」字を行末に表記します。行頭の指示は右下に広がる「L」字を行頭に表記します。
文字を前に送りたい場合は、前に送りたい文字の終わりに「│」を書き、送りたい文字の下に実線を書く。後ろに文字を送りたい場合は、後ろに送りたい文字の頭に「│」を書き、送りたい文字の上に実線を書く。

【文字・記号等を示す併用記号】

図 句読点やリーダーを表す校正記号の紹介。文字の全角半角の表示や、句読点・中点類・リーダーなどを表す表記。

全角と半角 修正したい文字の場所に「全角」「半角」と書き込む。
句読点 「、」「。」「,」「.」は逆さVの字で囲む。
中点類 「・」は「□」で囲む。「:」は「〇」で囲む。「;」は囲まず正確に書く。

 

【まとめ】 ワンランク上の記事を仕上げるポイントは校正にあり

オウンドメディアの記事で特に使える校正記号について駆け足でみてきましたがいかがでしたか。

より詳しく知りたい方は、日本工業標準調査会(JISC、英文名称Japanese Industrial Standards Committee)の規格番号JISZ8208で「印刷校正記号」を覗いてみてください。詳しい図解も掲載されていてわかりやすいです。

自分が書いた記事をプリントアウトし校正記号をつかって校正していくと、誤字脱字や文章中の誤りを修正できるだけでなく、自分が何について書きたかったのか冷静な目でじっくりと見直すことができます。ブラッシュアップを重ねることで記事がより良いものになっていくはずです。

あとは、「習うより慣れろ」ということでワンランク上の記事を書くために実践あるのみです。

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