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2018/03/08

同じ意味でもこんなに違う!言葉が表現する印象とは

イメージ写真 たくさんのアルファベットの積み木が積まれている様子

一人称やポジティブな表現を心がけること、読みやすさに気を配りながら、言葉自体が持つ印象や、言葉にこめられた意味まで理解することがウェブコンテンツを書く上で重要なことであるといえるでしょう。表現方法を少し変えるだけで印象が大きく変わります。

 

一人称を変えるだけで、与える印象がこんなに違う!ウェブコンテンツを書くときに最も適した一人称とは?

突然ですが、世界各国の言葉を90%以上理解しようとする場合、フランス語は約2,000語、英語は3,000語、ドイツ語は約5,000語、日本語は10,000語を覚えなくてはならないと言われています。
この語彙量からもわかるように、日本語の表現方法はとても豊富です。

例えば、英語で一人称は「I」だけなのに対し、日本語では「私」「俺」「僕」「自分」「うち」「わし」「あたし」「あたい」「我」「吾輩」「私め」など、数えきれないほどあり、立場や状況に応じて使い分けをします。

「俺は野球が好きだ。」
「僕は野球が好きだ。」
「わしゃ野球が好きじゃ。」
「私は野球が好きだ。」

印象はどうでしょうか?

一人称が変わるだけで印象が異なることがわかります。個人差はあると思いますが、私のイメージとして「俺」は漫画「花より男子」の「道明寺司」です。ごうまんで男っぽく一途さがあります。「僕」は、作家の村上春樹さんの小説の主人公。まじめで優しい控えめな男性を想像します。「わし・わしゃ」は、おじいちゃんですね。

どの一人称を使うかで、その人のイメージや個性、年齢まで表現できるのが日本語の面白さでもあり、日本語を学ぶ海外の人にとっては難しいと感じるゆえんかもしれません。

日本語の数多くある一人称の中でも「私」は、老若男女問わず万能に使えます。また偏ったイメージがなくビジネスシーンやウェブコンテンツを書くときに使用する際には最適だと思われます。

 

何気なく使っている言葉に、思い出や愛情が含まれている場合がある。言葉に込められた意味を知ろう!

「この腕時計は父の形見だ。」
「この腕時計は父の遺品だ。

形見とは、思い出の種になるもの。記念に残された品物。特に、亡くなった人の遺品。遺品とは、亡くなった人が残した、また、故人にゆかりの、品物。

ほぼ意味は同じですが、印象は違います。

形見には、故人との思い出や故人への愛情が感じられ、身近な人を失った深い悲しみさえ伝わってくるような気がします。遺品には、故人との間に少し距離感があり感情はあまり伝わってきません。「感情の度合い」の印象が違う言葉といえます。

 

ポジティブな表現をすることで、読み手に与える印象が明るくなる!ポジティブ思考を育てよう。

「隣に住む坂口さんは世話好きだ。」
「隣に住む坂口さんは面倒見が良い。」

もし自分が言われたとしたら、嬉しいのは断然「面倒見が良い」です。同じ行動でも、受けとる側の気持ちがネガティブだと「世話好き」、ポジティブだと「面倒見が良い」となり、表現が変わってきます。

表現方法をポジティブに言い換えることで、自分自身の思考もポジティブなものとなり、相手に明るい印象を与えられます。

ネガティブ ポジティブ
図々しい・でしゃばり 積極的
真面目 誠実
頑固 ブレない
我が強い 我が道を行く
無口 慎み深い
しつこい 粘り強い
八方美人 社交的

 

ひらがなと漢字のバランスで読みやすさがアップ!ひらがなとカタカナでは印象が変わります。

日本語の表記は、ひらがな・漢字・カタカナが主です。
文章を書くときは、ひらがなと漢字が「7:3」の比率が読みやすいといわれていますが実際はどうでしょうか。

・ご来店のお客様
本日はご多用の所、ご来店頂き深く御礼申し上げます。
今後ともご愛顧の程宜しくお願い致します。

・ご来店のお客さま
本日はご多用のところ、ご来店いただき深く御礼申しあげます。
今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

漢字を多用するときちんとした印象を受けますが、読むときに少しひっかかりを感じるのではないでしょうか。ひらがなを少し増やすことで、ひっかかりなく読めるようになります。

「フワフワのジャンボ綿菓子を作りたい。」
「ふわふわのじゃんぼ綿菓子を作りたい。」

ひらがなは曲線が多いのでやわらかい印象になります。「ふわふわ」をひらがなで表記することでよりやわらかい綿菓子を想像することができます。「フワフワ」は「ふわふわ」より少しかたい印象になります。

「ジャンボ」の由来はスワヒリ語のため、カタカナ表記がよいでしょう。

「ふわふわのジャンボ綿菓子を作りたい。」とすると、とても読みやすくなります。

 

まとめ「察する文化」の日本では誤解されやすい言葉がある。

日本語は難しいといわれていますが、それは「察する文化」からくるのではないでしょうか。「察する文化」の日本においては、すべてを具体的に説明することやYES・NOを明確に伝えず、「このくらいで察して」という曖昧さがあります。ストレートに伝えないからこそ、言葉に含まれた意味を知ることが重要になることもあります。

昨今、騒動が続いている相撲界での「横綱相撲」がそれです。

「横綱相撲」とは、「正面から相手を受け止めて圧倒的な力の差を見せつけて勝つこと。」(大辞林 第三版より)とあります。「察する文化」を持たない人からすれば「勝つ」ことが「横綱相撲」であると理解するでしょう。しかし、取り口での張り手や勝ちあげは「横綱相撲」ではありえないと批判されました。
横綱として大切なことは「相手を受け止める」そして「勝つ」ことなのです。この両方を備えてこそ「横綱」であり、「横綱相撲」の本当の意味を理解できたといえます。

一人称やポジティブな表現を心がけること、読みやすさに気を配りながら、
言葉自体が持つ印象や、言葉にこめられた意味まで理解することがウェブコンテンツを書く上で重要なことであるといえるでしょう。

 

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