WEB広告やインスタの「リーチ数」とは?類語との違いや増やし方を解説

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UPSPICE 編集部
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WEB広告やInstagramマーケティングを運用していると「リーチ数」という言葉をよく目にします。リーチ数とは表示された回数を意味し、マーケティングの成果を判断する指標として重要です。

そこで本記事では、リーチ数の意味や類語との違いを解説し、リーチ数を増やす方法について紹介します。リーチ数について理解してマーケティングの成果を高めましょう。

この記事の目次

WEB広告やInstagramの「リーチ数」とは

リーチ数とは、WEB広告を表示したユーザーの数や、Instagramの投稿を見たユーザーの数を指します。

リーチ数はUU(ユニークユーザー)という個々のユーザー単位で計測されるため、あるユーザーが何度も同じWEB広告やInstagram投稿を見たとしても1とカウントされます。

WEB広告やInstagramの成果を判断する指標は複数ありますが、リーチ数はそのなかでも重要な指標となります。なぜならWEB広告やInstagram投稿の成果を高めるには、母数となるリーチ数を増やす必要があるからです。

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インプレッションとの違い

WEB広告やInstagramマーケティングの成果を測る指標として、リーチ数と同様に重要なのが「インプレッション」です。

インプレッションとは、広告や投稿が表示された回数を指します。あるユーザーが同じ広告を10回見た場合、リーチ数は1ですがインプレッション数は10になります。また10人のユーザーが1回ずつ広告を見た場合は、リーチ数は10となりインプレッション数も10です。

このように、インプレッション数はユーザーに関係なく、純粋に広告や投稿が表示された回数のみを言います。インプレッションはリーチと混同されやすいので、違いを理解しておきましょう。

PVとの違い

リーチやインプレッションと似た言葉に「PV」もあります。

PVとは「ページビュー」のことで、WEBページが閲覧された回数を指す指標です。広告や投稿ではなく、WEBページである点が大きな違いと言えます。

たとえば広告が掲載されているWEBページを1人のユーザーが1回閲覧した場合、リーチ数・インプレッション数・PV数はどれも1と計測されます。しかしそのWEBページに広告が掲載されていなければ、PV数は1でリーチ数とインプレッション数は0となります。

またInstagram投稿でWEBページのリンクを貼っている場合、ユーザーがその投稿を見てリンクされているページに遷移すると、リーチ数・インプレッション数・PV数すべて1となります。しかしリンク先に遷移しなければ、リーチ数とインプレッション数は1ですがPV数は0です。

このようにPV数はリーチ数やインプレッション数とは異なる指標なので、違いを理解しましょう。

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エンゲージメントとの違い

Instagram投稿では、リーチ数やインプレッション数と一緒に見るべき指標として「エンゲージメント」があります。

もともとエンゲージメントとは、企業や商品などに対する顧客の愛着心という意味を持ちます。エンゲージメントは顧客が企業・商品を信頼していなければ生まれないものです。そのため、SNS上でもユーザーが投稿主に対して信頼感を抱いていなければアクションが生まれないということから、SNS上でのユーザーのアクションをエンゲージメントと言うようになりました。

Instagramでのエンゲージメントは、主に以下の項目があります。

  • 「いいね」の数
  • コメントの数
  • 保存された数
  • フォロワー数
これらの項目はInstagramマーケティングの成果を判断するために重要なので、リーチ数やインプレッション数を確認する際にはエンゲージメント数も併せて確認しましょう。

Instagramのリーチ数の確認方法

リーチ数はInstagramマーケティングの成果を測る指標として重要なものです。そこで、ここではリーチ数の確認方法を解説します。

プロアカウントでInstagramを開く

リーチ数の確認は一般ユーザーのアカウントでは不可能なので、プロアカウント(旧:ビジネスアカウント)というビジネス向けのアカウントが必要です。企業でInstagram投稿をしている場合は、そのときに使用しているプロアカウントからログインするとリーチ数を確認できます。

アカウントの切り替えは、Instagramのプロフィール画面から可能です。右上にある3本線の設定ボタンをクリックし、「設定」から「プロアカウントに切り替える」を選択してください。

「インサイト」から投稿のリーチ数を確認する

プロアカウントでInstagramにログインしたら「インサイト」という機能でリーチ数の確認が可能です。

各投稿に表示されている「インサイトを見る」から「リーチしたアカウント数」という箇所でリーチ数を確認できます。なお、その下にはリーチしたアカウントの内訳も確認でき、フォロワーとフォロワー以外のアカウントで計測されています。

また、すべての投稿のリーチ数も確認可能です。プロフィール画面にある「インサイト」から投稿全体のリーチ数を確認でき、さらにリーチしたアカウントのエリアや年代などの内訳も見ることができます。

Instagramインサイトが表示されない場合

Instagramにプロアカウントでログインしているにも関わらず、インサイトが表示されないことがあります。

よくあるのが、パソコンからのアクセスによりインサイトが表示されなくなっているケースです。現状、Instagramインサイトはスマホアプリのみ対応しているため、パソコンからは確認できません。スマホアプリからプロアカウントでログインしてみましょう。

またインサイトの「オーディエンス」のデータのみが表示されないときは、フォロワー数が100人未満であることが原因と考えられます。100人以上でなければオーディエンスのデータを見ることができないので、リーチ数だけでなくオーディエンスのデータも確認したい場合はフォロワー数を増やしましょう。

このほか、端末やアプリの不具合でインサイト機能を利用できないこともあります。

WEB広告でリーチ数を増やす5つの方法

次に、WEB広告でリーチ数を増やす方法を5つ紹介します。WEB広告の成果を上げるためには、より多くのユーザーの目に留まるようにしなければいけないので、以下の方法を実行してリーチ数を増やしましょう。

適切にターゲティングする

WEB広告のリーチ数が低い原因の一つとして、ターゲティングを誤ってしまい自社のターゲット層に広告が届いていないことが挙げられます。

  • そもそものターゲティングの条件が間違っている
  • 条件を絞り込みすぎている
  • 自社のターゲットとなるユーザー像を把握できていない
このような場合、誤ったターゲティングが原因でWEB広告のリーチ数にも影響していることがあります。条件を見直し、適切にターゲティングしましょう。

効果が高い曜日や時間帯に配信する

ユーザー層によってインターネットを利用するタイミングが異なるため、曜日や時間帯を指定して広告を配信するのも効果的です。

たとえばビジネスパーソン向け商材のWEB広告でも、BtoBなのかBtoCなのかで効果の高いタイミングは異なります。BtoBであれば仕事中に情報収集をするためインターネットを利用することが多いため、平日の9~18時は目につく可能性が高くなります。

一方BtoCであれば、仕事以外のタイミングでインターネットを使うことが多いでしょう。そのため仕事が終わった夕方から夜の時間帯や、仕事が休みの土日に効果が期待できます。

広告クリエイティブの質を高める

広告に使用する画像や動画などのクリエイティブも、ユーザーの目を惹く要素です。クリエイティブをさらに魅力的にすると、ユーザーの目に留まりリーチ数向上にもつながります。

またクリエイティブで商材の魅力を伝えられたら、その後の商品購入やサービス契約などのコンバージョンにつながる可能性も高まるでしょう。

社内にデザイナーがいない場合は、専門のデザイン会社やフリーランスのデザイナーに依頼し、質の高いクリエイティブを制作しましょう。

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競合が少ないキーワードで出稿する

リスティング広告では、出稿するキーワードを見直すことでリーチ数を改善できる場合もあります。

競合が多いと広告枠の獲得が難しく、自社広告が表示されにくくなります。そこで競合の少ないキーワードで出稿することで、広告枠を獲得してリーチ数を増やせるのです。

ただし、競合が少ないキーワードはユーザーのニーズも少ないということなので、そもそもそのキーワードが検索される回数が極端に低いこともありえます。そうなると広告枠を獲得できても、リーチ数は伸び悩むでしょう。キーワードの検索ボリュームやユーザーのニーズも考慮して、出稿するキーワードを決めてください。

広告費を見直す

広告費があまりにも低額だと、広告を出稿できる回数が非常に少なくなります。その結果、リーチ数が低い数値になってしまうこともあります。

十分な広告費をかけられているか確認し、必要があれば広告費を増やして成果を検証しましょう。

Instagramでリーチ数を増やす5つの方法

Instagramでもリーチ数を増やす方法があります。5つの方法を紹介するので、Instagramマーケティングをしている企業はぜひ参考にしてください。

ハッシュタグを活用する

Instagramは投稿にハッシュタグを付けたり、ハッシュタグの内容で検索したりするのが特徴です。つまり投稿にハッシュタグを付けていないと、ユーザーが検索してもヒットしません。

投稿する際には内容に見合ったハッシュタグを付け、ユーザーが見つけやすいよう工夫しましょう。

クリエイティブの質を高める

Instagramは「インスタ映え」という言葉もあるように、投稿に使用する画像や動画などのクリエイティブの見栄えを重視する傾向が強いSNSです。そのためクリエイティブの質を向上させると、検索結果の一覧画面でユーザーの目を引きやすくなり、投稿を見てもらえる可能性が高まります

投稿頻度を増やす

Instagramの検索結果には「トップ」と「最近」があります。「トップ」には話題性の高い投稿が表示され、「最近」には投稿日時が新しい順に表示されます。

つまり投稿頻度を増やすと「最近」に表示されることが増え、リーチ数の増加にもつながります。継続的に投稿し、リーチ数を増やしましょう。

インフルエンサーとタイアップする

リーチ数の向上には、インフルエンサーとのタイアップも有効です。

インフルエンサーには多くのフォロワーがいるため、タイアップした投稿はインフルエンサーが抱えている多くのフォロワーも見る可能性が高いと言えます。

リーチ数の増加が一時的なものにしないために、タイアップする際には魅力的な企画にして自社アカウントもフォローしてもらいましょう。

ユーザーとコミュニケーションを取る

ユーザーとのコミュニケーションも、リーチ数を増やす効果があります。

コミュニケーションを取ってユーザーとの信頼関係を築ければ、ユーザーは頻繁に投稿をチェックしたり過去の投稿も閲覧したりしてくれます。またユーザーとのコミュニケーションによりフォロワーが増えれば、検索結果画面の「トップ」で上位表示される可能性も高くなり、新たなユーザーのリーチにつながるでしょう。

まとめ

リーチ数は、WEB広告やInstagramマーケティングの成果を測る指標として重要です。リーチ数を増やすことで、商品購入やフォロワー増加などの効果も期待できます。

リーチ数を増やすためには、WEB広告とInstagramでは施策の内容が異なります。それぞれの施策の特徴を理解し、自社のマーケティングに取り入れましょう。

弊社、株式会社UP SPICEではWEB広告やInstagramマーケティングの運用支援をしております。
戦略の立案からお手伝いさせていただくので、マーケティング初心者の担当者様でも安心してご依頼いただけます。またクリエイティブの制作や実際の運用もお任せください。施策を実行するだけでなくPDCAを回しながら施策の精度を高め、マーケティングの成果を最大化するサポートをさせていただきます。

WEB広告やInstagramでリーチ数を改善したいと考えている担当者様は、ぜひ一度UP SPICEまでご相談ください。

UPSPICE 編集部

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多様な記事制作の実績をもつUP SPICEP(アップスパイス)のノウハウを生かし、WEBマーケティング、主にコンテンツマーケティングにおけるあらゆる課題や悩みを解決するコンテンツを提供しています。

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